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ベーグルの夢@夢日記の夢分析。

自己愛性パーソナリティ障害的な怒りと軽蔑@夢分析 目次:

ハンバーガーを買ってきた社長への怒り
自己愛性パーソナリティ障害的な怒りと軽蔑
惨めさを防衛するために怒りと軽蔑心を感じる自己愛性パーソナリティ障害の心理

ハンバーガーを買ってきた社長への怒り:

「ベーグルをもらう。表向きは迷惑」の夢の部分から、昔勤めていた会社での出来事を思い出しました。
ある日、社長が差し入れにマクドナルドのハンバーガーを買ってきたことがありました。
その際、私は猛烈な怒りを感じました。どのような怒りかといいますと、食べたくもないハンバーガーを無理矢理食べさせられることへの怒りでした。
当時、私はその社長のことが嫌いでした。(私から見て)ヤクザのように品のない性格を心底軽蔑していました。
そして「ヤクザのように品のない人間だから、マクドナルドのハンバーガーというジャンクフードを差し入れるという発想になるんだ」と軽蔑心を向けました
たしか怒りを表すために、社長の差し入れを受け取らないという行動をとったような気がします。

自己愛性パーソナリティ障害的な怒りと軽蔑:

この一連の私の思考や行動を自己分析してみますと、当時の私が極めて自己愛性パーソナリティ障害的な人間であったことが伺えます。
差し入れを持ってきた社長への感謝の気持ちは微塵もなく、代わりに激しい怒りと軽蔑心を感じていますが、この些細なことで他人を激しく軽蔑するのは自己愛性パーソナリティ障害の典型的な心理状態です。
ではなぜ私がこんなにも激しい怒りを感じたかといいますと、それは社長が差し入れに持ってきたものがマクドナルドのハンバーガーであったためです。
当時の会社の同僚や上司は皆マクドナルドのハンバーガーが大好きで、毎日のように食べていました。そして皆さん数人の例外を除いて太っていました。
そのため当時の私は同僚や上司のことを内心「毎日マクドナルドのハンバーガーばかり食べて醜く太った奴ら」と心底軽蔑していました。
ではそのように他人を軽蔑して止まない私はどれだけ優れた人間だったのかといいますと…現実はその逆でした。
当時の私は会社の中で最もパソコンのスキルが低く、そのためほとんど仕事を与えられませんでした。
しかしそのことで私が惨めさを感じることはほとんどありませんでした。惨めさの代わりに感じていたのは怒りと軽蔑でした。
現実は仕事を与えようにもパソコンのスキルが低すぎたのに、そのことを自覚することなく仕事を与えてくれない上司や同僚に対して逆恨みとも思える怒りと、そして体型への軽蔑心を日々感じていました。

惨めさを防衛するために怒りと軽蔑心を感じる自己愛性パーソナリティ障害の心理:

精神分析などのパーソナリティ理論(パーソナリティ理論)によれば、自己愛性パーソナリティ障害の人は惨めさに極度の苦痛を感じ、そのためその惨めさを感じないで済むように(自分に都合のよい理屈を編み出して)逆恨み的な怒りや軽蔑心を感じると考えられています。
上述の私の心理状態はこの自己愛性パーソナリティ障害の特徴そのものです。本当なら毎日満足に仕事もできないことで惨めな思いをしてもおかしくないはずなのに、その惨めさを感じることはほとんどなく、代わりに私の心の中を支配していたのは怒りと軽蔑心でした。
今でこそ、こうして自己愛性パーソナリティ障害的な心理を多少は自己分析、というよりも自己反省できますが…当時の私の心は自分が不当に虐げられていることへの怒りと他人への激しい軽蔑心で満たされていて、少しでも冷静に自己分析する機会はほとんどありませんでした。
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