- 2017年5月20日
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私説:就活での面接官の態度はその会社のコミュニケーションの有様を示す重要な指標〜圧迫面接を例として
圧迫面接を例に、要職である採用活動の担当者の態度は、その企業の信念やコミュニケーションの典型的なあり方を示し、それゆえその企業の内情を知る重要な指標に成り得ることについてまとめています。
圧迫面接を例に、要職である採用活動の担当者の態度は、その企業の信念やコミュニケーションの典型的なあり方を示し、それゆえその企業の内情を知る重要な指標に成り得ることについてまとめています。
『うつ病の力動的精神療法』は、現代型うつ病、非定型うつなどと呼ばれる自己愛型のうつ症状のみならず、抑うつ状態に陥りやすい人の一般的な特徴の一つして自己愛の傷つきやすさを想定し、そのうつ病の自己愛的側面について詳述している貴重な本です。
ドラマ『ずっとあなたがすきだった』の冬彦さんのように、これまで異常で気持ち悪い存在と見られていたマザコン男性が、今はその親子の仲の良さがむしろ積極的に評価され「優しい人」と好印象を持たれるように変化して来ているようです。その背景について考察しています。
個々人の個性が重視されるようになってきていますが、その辞書的な意味である「他の人とは違った、その人特有の属性・性格」は厳密には存在しないものであり、それでもそれを追い求めるのは自尊感情の低さと自己愛的な性格構造の表れと考えられます。
ハインツ・コフートは、自己対象欲求という人間の心の働きを説明するのに大変有用な概念を生み出した人物ですが、晩年の彼の自己対象欲求を空気に例える説明は度が過ぎており、その充足をあまりに普遍化し過ぎているように思えます。
いじめの多くは、自己愛的な心理がもたらす相手の些細な態度への傷つきと、羨望による惨めさや無価値感を感じさせられたことへの怒りから生じるものと考えられます。またその際に相手の心に悪意を見てとるため「いじめられて当然。自業自得」との考えを生じさせるのではないかと考えられます。
私自身の幼少期の体験とアリス・ミラーの『才能ある子のドラマ』を元に、抑うつ型の自己愛性パーソナリティが形成される典型的な成育歴について考察しています。
私自身の若い頃の奇妙な振る舞いを例に、特に抑うつ型の自己愛的な性格構造の人に多く見られる、自ら不幸を招くような行動をとりながら、その自覚が乏しいために他人を恨み不幸な人生を嘆く傾向について考察しました。
回避性パーソナリティ障害の診断項目が当てはまるような抑うつ型の自己愛性パーソナリティの人の、熱しやすく冷めやすい飽きっぽい性格傾向についてまとめています。