- 2017年9月14日
- 2021年11月24日
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私説:心理療法家が行う解釈とは本来「共感能力」を必要とするもの
解釈には一般的に「的外れな考えを一方的に押し付ける行為」とのイメージが付きまとっていますが、本来心理療法家が行う適切な解釈とはクライエントの心の共感的理解に欠かせない手段であり、その先駆的存在として対象関係論の解釈の仕方を取り上げました。
解釈には一般的に「的外れな考えを一方的に押し付ける行為」とのイメージが付きまとっていますが、本来心理療法家が行う適切な解釈とはクライエントの心の共感的理解に欠かせない手段であり、その先駆的存在として対象関係論の解釈の仕方を取り上げました。
特に個人開業のカウンセラーにとって直接変化させることができるのは対象関係のみであり、その場に居ない人との間の対人関係を直接改善することはできないことなどについてまとめています。
対象関係論の想定する健全な心理状態である「抑うつポジション」について紹介しています。「抑うつ」という言葉が病的に感じられるのは今の時代の価値観ゆえのことです。