- 2016年4月24日
- 2018年8月17日
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「意識高い系」彼氏のお説教やダメ出しが延々と続く理由~自己愛講座16
たまたま耳にした、いわゆる「意識高い系」の男性が、彼女に対してお説教やダメ出しを延々と続ける様が、自己愛性パーソナリティの人が他人を道具として自らの自尊心を高める心理の説明に適していたため、勝手ながら活用させていただきました。
たまたま耳にした、いわゆる「意識高い系」の男性が、彼女に対してお説教やダメ出しを延々と続ける様が、自己愛性パーソナリティの人が他人を道具として自らの自尊心を高める心理の説明に適していたため、勝手ながら活用させていただきました。
アドラー心理学の入門書として、岸見一郎さんの『アドラー心理学入門-よりよい人間関係のために』『アドラーを読む-共同体感覚の諸相』の2冊をお勧め致します。
ナイキのCM『Ripple』や私自身の人生を例に、将来の夢が生じるためには、現実以上に素敵に見えるほど理想化された「憧れの人」の存在が欠かせないことを解説しています。
カリスマ性は一般的には個人の資質と考えられていますが、それとは別に周囲の主体性の乏しい人々からの「自分(たち)を望ましい方向へと導いて欲しい」との過剰なまでの期待が生み出す集団的・社会的な現象でもあると考えられます。
ホロコーストに先立ち行われた「T4計画」と呼ばれる20万人もの社会に不要と見なされた人たちのガス室による殺害。それは驚くべきことに医師により率先して行われ、さらに彼らなりの善意に基づく、悪意なき虐殺でした。
自己愛的な性格傾向を有する人は、他人を自分の目的達成のための道具のように扱い操作する傾向がありますが、それでも「誠実」「優しい」という印象を持たれることが少なくありません。その理由について考察しています。
NHKBSプレミアム「ザ・プロファイラー~夢と野望の人生~」で紹介されたスターリンの人生からは、冷酷非情な独裁者のイメージとは裏腹に、むしろ非常に低い自尊心と他者を崇拝する隷属性が強く感じられました。
9月28日(月)の24時からNHKBS1で再放送される「スティーブ・ジョブズ vs. ビル・ゲイツ」と題するドキュメンタリー番組、圧倒的なカリスマ性を有するジョブズの、典型的な誇大型の自己愛性パーソナリティとも言える隠れた側面が垣間見える非常に興味深い番組です。
自己愛障害の水準にあるような自己愛的な人は、一般的にストレス耐性が低く気分の抑揚の影響を受けやすいため、少しでも気分が落ち込むと、その辛い気分を躁的防衛と呼ばれる気分をハイにする物事によって吹き飛ばそうとする傾向があります。バブル経済のような状態を好むのも、その一つの表れと考えらえます。
自己愛的な人が自尊心を保つために用いる戦略の一つに「栄光の孤独」と呼ばれるものがあります。この心理状態では他人から理解されないことが「自分があまりに素晴らしすぎる」ことが原因と解釈され、価値下げされた他人と距離を置くことで一時的に孤立化が促されます。