- 2022年4月5日
- 2022年4月9日
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支援のための臨床的アタッチメント論:「安心感のケア」に向けて
要約:工藤晋平著『支援のための臨床的アタッチメント論:「安心感のケア」に向けて』は、アタッチメント論の理解のみならず、流派に関わらず自身の臨床実践により深みをもたらす実用書に思えました。 今回ご紹介する書籍は工藤晋平著『支援のための臨床的アタッチメント論:「安心感のケア」に向けて […]
要約:工藤晋平著『支援のための臨床的アタッチメント論:「安心感のケア」に向けて』は、アタッチメント論の理解のみならず、流派に関わらず自身の臨床実践により深みをもたらす実用書に思えました。 今回ご紹介する書籍は工藤晋平著『支援のための臨床的アタッチメント論:「安心感のケア」に向けて […]
要約:ディー・C・レイ編著『セラピストのための子どもの発達ガイドブック』は、0歳から12歳までの子どもの脳機能、運動機能、メンタル、行動面などの特徴や、効果的な関わり方が各年齢ごとにコンパクトにまとめられており、児童カウンセリングや子育ての悩み相談などに大変参考になる本。 現在ご […]
要約:ソニア・O. ローズ著『ジェンダー史とは何か』は、ジェンダー史よりもジェンダー史家個人に焦点が当てられているため、理論や考察の背景を知ることができ、これらの知見の批判的検討や相互比較がより容易になる良書と感じた。 読書文化の普及への貢献を意図した7days Book Cov […]
今SNS上で「7days Book Cover Challenge」という、7日間に渡ってお勧めの本を紹介するイベントに参加しています。 今回はその3日目として、リサ・フェルドマン・バレット著『情動はこうしてつくられる─脳の隠れた働きと構成主義的情動理論』という心の科学に関する本 […]
要約:『変化の技法-MRI短期集中療法』を参考に、ブリーフセラピーの主な特徴である、問題や変化に焦点を当てることや、IPよりも解決のモチベーションが高い人と関わることなどについて考察。 今回の記事はお勧め本の紹介です。 ブリーフセラピーと解決志向ブリーフセラピーについて 今回ご紹 […]
前回の記事「ミック・クーパー著『エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究』〜個々の心理療法のエビデンスだけでは不十分なことを提示」の記事で、あくまで推定値ではありますがカウンセリングの効果に影響を与える因子のデータを引用しました。 そのデータによれば、技法(心理療法)の違いよ […]
要約:ミック・クーパー著『エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究』は、個々の心理療法のみならず、ランバートの研究データを援用しつつセラピーの要素全体を視野に入れた、エビデンスの研究成果をまとめた画期的な本である。 今回の記事は心理職、特にエビデンスに関心があるセラピストの方 […]
『うつ病の力動的精神療法』は、現代型うつ病、非定型うつなどと呼ばれる自己愛型のうつ症状のみならず、抑うつ状態に陥りやすい人の一般的な特徴の一つして自己愛の傷つきやすさを想定し、そのうつ病の自己愛的側面について詳述している貴重な本です。
『毒になる親』の著者としても知られるダン・ニューハースの『不幸にする親 人生を奪われる子供』は、親による子どもの有害なコントロールの有様を広範囲にカバーしているため、親子共にそのような親子関係の問題点を知り、自分自身の人生を生きるきかっけと成り得る本だと思われます。ただし子どもの気質が考慮されていない点については注意が必要です。
奥村隆編集『社会学になにができるか』第4章のジェンダー論は、性役割の根拠とされる「性差」そのものの恣意性を明るみにする刺激的な内容でした。