- 2016年9月21日
- 2021年11月5日
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生まれつき親や他人の期待に非常に敏感で、その期待に必死に応えようとする良い子~自己愛講座29
私自身の幼少期の体験とアリス・ミラーの『才能ある子のドラマ』を元に、抑うつ型の自己愛性パーソナリティが形成される典型的な成育歴について考察しています。
私自身の幼少期の体験とアリス・ミラーの『才能ある子のドラマ』を元に、抑うつ型の自己愛性パーソナリティが形成される典型的な成育歴について考察しています。
ナイキのCM『Ripple』や私自身の人生を例に、将来の夢が生じるためには、現実以上に素敵に見えるほど理想化された「憧れの人」の存在が欠かせないことを解説しています。
努力がなかなか継続しない人にとって、努力とは「生まれ持った才能」のように感じられるようです。またこうした人の努力を阻害する要因として自己評価の低さを上げることができます。
私自身の人生の考察から、一般的には心に安定感をもたらし、幸福な人生に無くてはならないものと考えられているアイデンティティも、一たび確立されてしまえば空気のように存在するのが当たり前で意識されることさえないものであり、むしろ自分の状況に満足できない自己不全感の状態にある時に自覚される類のものであると考えられます。
愛着障害に対する宮城まり子さんやウィニコットのような献身的なアプローチは理想的かる必要不可欠なものであったとしても、現実には様々な理由から決して標準化できないものと考えられます。
母親の望みどおりの人生を歩む子どもには、それを心地良く感じる場合と、不快ながらも渋々従う場合の二パターンがあり、その状態から抜け出せる可能性があるのは後者のパターンの方で、前者のパターンの方に変化の動機が生まれるためには恥などの不快な体験が必要となります。
子どもを叱ることができない母親が増えて来ていると聞きますが、その要因として叱り方のスキル以前に、子どもに嫌われるのが怖くて叱れない母親が増えてきているように思えます。
私見ですが養育における過干渉の主な原因は、親の過剰な自己愛と、過保護への過度の恐れと考えられます。また実際はその両方が過干渉の原因として作用しているケースも少なくないように思えます。
言語自己感によって獲得される言語能力や象徴機能は、それによって人間関係を豊かにしますが、同時に子どもの頃に当たり前のように持っていた感覚を忘れさせてしまう諸刃の剣でもあります。
今回は写真家のHPに投稿しました「子どものアートへの関心は家庭でも摘み取られてしまう…」と関連した内容です。 就職のことだけを考えれば、できるだけそれに役立つことをして欲しいと思うのは親として当然のこと 親も人間ですから、特に危険でもなく、またそれほど害がないようなこ […]