- 2018年4月21日
 - 2021年4月17日
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尊大なだけでなく抑うつ的でもあることが、自己愛的な人の誠実な印象を生み出したり周囲を巻き込むことになる〜自己愛講座39
自己愛的な人が周囲の人を巻き込む要因について、まずは如何にもナルシスティックかつ自己愛性パーソナリティ障害の診断を満たすほど重症域の人のケースについて記述しています。また誰もが自己愛的な人に巻き込まれるわけでもありませんので、巻き込まれやすい人の特徴についても簡単に触れています。
自己愛的な人が周囲の人を巻き込む要因について、まずは如何にもナルシスティックかつ自己愛性パーソナリティ障害の診断を満たすほど重症域の人のケースについて記述しています。また誰もが自己愛的な人に巻き込まれるわけでもありませんので、巻き込まれやすい人の特徴についても簡単に触れています。
自己愛的な人には、誇大モードにある時に見せるナルシスティックな姿とは別に、抑うつモードに陥った時には、時に愛着に近いような非常に強い対人依存が生じると考えられ、その点を発生要因も含めて考察しています。
自己愛的な人に対する「冷酷」「ロボットのように無表情で何を考えているのか分からない」という一般的な印象は、あくまで理想自己に同一化した誇大モードにある時の態度が生み出すものと考えられます。
共依存的な傾向が見られるDV相談では、変化させたい対象が自分に危害を加えている加害者であるという特徴があり、そのため「加害者と被害者とを速やかに引き離す」というDVの支援に関するセオリーに従っても上手くいかないことについて考察しています。
ドラマ『きみが心に棲みついた』やDVの相談を例に、加害者に一番の問題があるとしても、被害者の方がいつまでも主体性が乏しいままではDVのターゲットにされやすい状態が続くため、またいずれ同じような被害に遭ってしまう可能性があることを考察しました。
弁証法的行動療法 におけるマインドフルネスと、効果的なリフレッシュ法として企業研修にも取り入れられているマインドフルネスとを、技法・効果・背景の思想・ニーズなどの観点から比較検討しました。
マーシャ・M・リネハンが境界性パーソナリティ障害の治療に特化した心理療法として開発した弁証法的行動療法の中核的なスキルであるマインドフルネスを、巷に広まるマインドフルネスとは異なるものとして紹介しています。
サイコパス(反社会性パーソナリティ)と自己愛性パーソナリティの共通点と相違点についての考察。しかし実際は両パーソナリティの特徴を併せ持っているケースが多いため、その区別は容易ではないと言われています。
境界性パーソナリティの人が引き起こす不思議な現象として知られる、理由が定かではない人間関係の対立構造を、ドラマ『きみが心に棲みついた』や、私自身の実体験を例に考察しました。
ドラマ『きみが心に棲みついた』の主人公に、特に星名と吉崎に対して一貫性を著しく欠いた言動が生じている要因を、境界性パーソナリティと自己愛性パーソナリティの対人依存の特徴の違いに言及しつつ考察しました。