- 2017年10月24日
- 2021年4月17日
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スクールカーストの成立要因その1:常に「他人との優劣」に心を奪われている自己愛的な生徒により形成-自己愛講座33
スクールカーストと呼ばれる学校内の厳しい序列は、自然発生的に生じるものではなく、常に「他人との優劣」に心を奪われているような自己愛的な生徒個々人の心理により生み出される集団心理の表れと考えられます。
スクールカーストと呼ばれる学校内の厳しい序列は、自然発生的に生じるものではなく、常に「他人との優劣」に心を奪われているような自己愛的な生徒個々人の心理により生み出される集団心理の表れと考えられます。
私自身は境界性パーソナリティ障害を、自己愛性パーソナリティ障害と似た性格構造を有しながらも、病態水準がさらに重症なため各症状がより激しく、また重症化により心が極度に不安定になったことで、その不安定さに基づく新たな症状も発生した状態と考えています。
解釈には一般的に「的外れな考えを一方的に押し付ける行為」とのイメージが付きまとっていますが、本来心理療法家が行う適切な解釈とはクライエントの心の共感的理解に欠かせない手段であり、その先駆的存在として対象関係論の解釈の仕方を取り上げました。
カウンセリングの難事例の特徴の2つめとして、クライエントがあまりに現実的で、空想と現実を少しも混同できないために、ブリーフセラピーやイメージ療法などを用いても「それは現実とは違うもの」であるとして効果を無にされ、少しも希望や期待に結びつかないケースについてまとめました。
カウンセリングの難事例の特徴として「非常に強いネガティブ思考」と「諦めの心理」を提示し、かつそれがカウンセラーにもたらす影響についてまとめています。
数年前からマスメディアを通して「コミュニティ作りの成功事例」が盛んに紹介されるようになってきましたが、その紹介のされ方は、上手くいっている点ばかりを強調することで、間接的に孤独を即問題視しコミュニケーションの効能を過大視する風潮を助長させているように思えてなりません。
私が臨床経験から学んだのは、適切な努力をすれば誰でも孤独な状態から抜け出し良好な人間関係を築けるわけではないということです。でしたらいつになるのか分からない社会からのサポートを待ち続けるよりも、その辛さを和らげるための別の手段を探った方が良いと思うのです。https://sinri-counseling.tokyo/contents/2017/0623_222704.html
古代のアニミズム思想や中世の宗教の影響力の大きさと比較ししつつ、それらを失った現代人特有の孤独感についてまとめました。
現代人の多くはデカルトの心身二元論に基づく科学的思考に慣れ親しんでしまっているためか、自分の体を「物質」として認識し、その物質としての身体をまったく別の性質を有する精神(心)が所有しているかのような感覚を抱いているのではないかと考えられます。
日本では身体疾患を罹患した人は何も悪くないのに不運に見舞われた可哀想な人と思われ同情の対象になるのに対して、精神疾患に罹患した人は性格の問題であり自己責任とされる傾向があることについて書きました。