- 2018年11月4日
- 2022年7月5日
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主体性が高い人と乏しい人との主な違い
要約:主体性が高い人と乏しい人との主な違いの1つ目として「判断」を取り上げました。主体性が高い人は、自ら考えることに喜びや自尊感情の高まりを感じるのに対して、主体性が乏しい人は同じことをむしろ苦痛と感じ、したがってそれを他者に委ねる傾向があると考えられます。 これまで幾つかの記事 […]
要約:主体性が高い人と乏しい人との主な違いの1つ目として「判断」を取り上げました。主体性が高い人は、自ら考えることに喜びや自尊感情の高まりを感じるのに対して、主体性が乏しい人は同じことをむしろ苦痛と感じ、したがってそれを他者に委ねる傾向があると考えられます。 これまで幾つかの記事 […]
ドラマ『きみが心に棲みついた』やDVの相談を例に、加害者に一番の問題があるとしても、被害者の方がいつまでも主体性が乏しいままではDVのターゲットにされやすい状態が続くため、またいずれ同じような被害に遭ってしまう可能性があることを考察しました。
NHKドラマ「お母さん、娘をやめていいですか?」に登場する母親と娘の関係を参考に、最近増えていると聞く友達感覚の非常に仲の良い親子関係に潜む「共生期」と呼ばれる重症域の病理の存在について解説しています。ただしこのような解釈は個人主義的な思想に基づくものであり、和を重んじる日本文化では、かなりの程度容認されています。
18歳選挙権の導入の際によく聞かれた「世の中のことをよく分からない人が投票すれば、その票によって好ましくない候補者が当選してしまう可能性がある」旨の考えについて批判的に検討しています。
政治学者の方の「教養がない人にも選挙権が認められるのが民主政治」との言葉を受けて、「国や社会全体のことを考えて投票しなければならないという思い込み」という思い込みが政治や選挙を縁遠いものとしてしまっており、そのため選挙では自分のメリットで候補者や政党を選んでも良いのではという考えを書きました。
あくまで私見ですが、先日の都知事選の小池百合子さんの勝因分析の報道などから感じたことを足掛かりに、日本の選挙の心理学的な考察を試みました。
たまたま耳にした、いわゆる「意識高い系」の男性が、彼女に対してお説教やダメ出しを延々と続ける様が、自己愛性パーソナリティの人が他人を道具として自らの自尊心を高める心理の説明に適していたため、勝手ながら活用させていただきました。
カリスマ性は一般的には個人の資質と考えられていますが、それとは別に周囲の主体性の乏しい人々からの「自分(たち)を望ましい方向へと導いて欲しい」との過剰なまでの期待が生み出す集団的・社会的な現象でもあると考えられます。
母親の望みどおりの人生を歩む子どもには、それを心地良く感じる場合と、不快ながらも渋々従う場合の二パターンがあり、その状態から抜け出せる可能性があるのは後者のパターンの方で、前者のパターンの方に変化の動機が生まれるためには恥などの不快な体験が必要となります。
主体性が乏しいと自分の人生を親など他人に決めてもらう必要が出てくるため充実感を感じることが難しくなり、生きていてもつまらなくなりがちです。このように主体性の有無は、人生の自己評価に非常に大きな影響をもたらします。