- 2009年2月9日
- 2021年12月23日
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心理カウンセラーは共感しながら心理カウンセリングができるのか?
共感(共感的態度・共感的理解)への疑問: 心理カウンセラーは共感しながら心理カウンセリングができるのか? 何とも奇妙な問いかけです。 何が奇妙かと申しますと、この問いかけは共感あるいは共感的態度・共感的理解などと呼ばれる、心理カウンセラーにとって一般的に「必ず身につけなければなら […]
共感(共感的態度・共感的理解)への疑問: 心理カウンセラーは共感しながら心理カウンセリングができるのか? 何とも奇妙な問いかけです。 何が奇妙かと申しますと、この問いかけは共感あるいは共感的態度・共感的理解などと呼ばれる、心理カウンセラーにとって一般的に「必ず身につけなければなら […]
一度も直面化することのなかった心理カウンセリング: 以前に私自身「納得のできるサービスを提供できた」と実感できたある心理カウンセリングについて改めて振り返ってみますと、その心理カウンセリングにおいて私は一度も直面化らしき行為を行わなかったことに気づかされ少々驚きました。 なぜなら […]
傾聴とオウム返しとの違い: 情動調律は形式を共有する模倣とは違い、相手の行動の背後にある主観的状態(情動)に焦点を合わせます。 (コフート理論とその周辺―自己心理学をめぐって P.163 一部改変) この文章は精神分析医の丸田俊彦氏による、スターンの乳幼児精神医学の著書『乳児の対 […]
情緒的理解と知的理解の治療効果の違い: 心理カウンセリングの理論では、精神障害の治療には患者さん(クライエント)による「症状や生活の障害となっている無意識の信念に対する情緒的な理解(感情と実感を伴った理解)」が重要視され、情緒を伴わない理解(知的洞察あるは単に洞察と呼ばれる知的な […]
自尊心を損なう心理カウンセリング体験その2… 心理カウンセラーの性分で引用させていただいた『ケースの見方・考え方:精神分析的ケースフォーミュレーション』にはもう一点、同じ心理カウンセリングの講座での別の悩みを和らげる記述がありました。以下に引用いたします。 「…本当に助けを求めて […]
自己愛性人格障害の二つの面 「自己愛性人格障害の定義」でも触れましたように、自己愛性人格(障害)の人々の中には表向き誇大的・尊大な態度が目につく方と、抑うつ的な傾向が目立つ方とがいらっしゃいます。 自己愛性人格障害の誇大的・尊大な一面については、これまで多くの心理療法家・研究者に […]