- 2019年3月22日
- 2021年4月30日
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過度の合理主義的思考と遅刻癖に潜む自己愛の病理~自分の想定は常に正しい。問題があるのは現実の方:自己愛講座46
要約:生活に支障をきたすほどの過度の合理主義的思考と遅刻癖には、自分の想定を絶対視し、思い通りにならない現実の方に問題があると考える自己愛の病理が潜んでいることを、私自身の過去の出来事を例に説明。 少し前に夢日記のサイトに投稿した「パン屋で歪んだ合理的思考に囚われ身動きが取れなく […]
要約:生活に支障をきたすほどの過度の合理主義的思考と遅刻癖には、自分の想定を絶対視し、思い通りにならない現実の方に問題があると考える自己愛の病理が潜んでいることを、私自身の過去の出来事を例に説明。 少し前に夢日記のサイトに投稿した「パン屋で歪んだ合理的思考に囚われ身動きが取れなく […]
今回の記事は、自尊心あるいは自尊感情という概念について、その辞書的な意味よりも、その問題で悩まされている人が主観的に経験している事柄の方を考察します。 これは自尊心(自尊感情)が低くそれを高めたと考えている人にとっては、実際にどのようなことで想い悩まされているのかを知ることの方が […]
今回の自己愛講座は、もっと早く投稿すべきだったと後悔している事柄です。 自己愛=病理的な心理というイメージは、タイトルにもありますように愛を対象愛とみなしていることから生じているに過ぎず、その愛という言葉を好きという言葉に置き換えると印象が一変するということを示したいと思います。 […]
要約:ハートネットTV「ひきこもり新時代 わたしたちの文学」に登場した当事者の方々の胸の内からは、自己愛的な心理が引きこもりの原因となるだけでなく、その解決を阻む要因ともなっているように思えました。 一昨日、ハートネットTV「ひきこもり新時代 わたしたちの文学」という番組が放送さ […]
しばしば指摘される「自己愛の連鎖」について、その理由を発達心理学における「内的作業モデル」などを援用しつつ考察しました。
グリム童話『白雪姫』でのお妃の白雪姫に対するような羨望や殺意を、コフートとカーンバーグの理論で解釈するとともに、自己愛の臨床の難しさについても触れました。自己愛的な人は、常に他人との優劣に心を奪われているため、しばしばこの羨望に苦しめられることになります。
カフェ等で見かける、お店のスタッフとの関係では非常に社交的で誰からも慕われるようなタイプの常連の人が、他のお客さんに対しては非常に横柄な態度を取っている場面をしばしば見かけるため、人は見かけによらない典型例として、このようなタイプの人の「隠れ自己愛」の特徴を考察しました。
隠れ自己愛的な人の中でも、特定の人にだけは終始媚を売るような態度を取る一方、それ以外の人に対しては、あからさまに尊大な態度を取る人の心理について分析しています。
隠れ自己愛の人は、日々の他人から良い人と思われるための努力が「優しく誠実な人」との評価を得る反面、親しい間柄の人に対しては、甘えを通じて普段は我慢しているナルシスティックな欲求を爆発せてしまうことを考察しています。
自己愛的な人が周囲の人を巻き込む要因について、まずは如何にもナルシスティックかつ自己愛性パーソナリティ障害の診断を満たすほど重症域の人のケースについて記述しています。また誰もが自己愛的な人に巻き込まれるわけでもありませんので、巻き込まれやすい人の特徴についても簡単に触れています。