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人間関係の心理学

  • 2016年2月19日
  • 2021年11月25日
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現代はコミュニケーションに過剰な価値が置かれ、孤独であることが即問題視される

現代人はネット上だけなくリアルの場でも他人とのコミュニケーションによって自己対象欲求を満たすことを渇望し、それに呼応するようにマスメディアからも「誰かと何かを共有して楽しむこと」の価値が盛んに伝えられ、その反面「孤独」が即問題視されるようになって来ているように思えます。

  • 2016年2月15日
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現代人は一人で居られる能力が急速に衰え、対人依存的になってきている

コフートによれば自己対象欲求の充足は心理的な健康を維持するために欠かせないものですが、スマホやSNSなどの登場によりコミュニケーション手段が格段に進歩し自己対象欲求を簡単に満たせるようになった結果、皮肉にもそれが一人で居るときのストレス耐性を急速に奪い、自己対象欲求を満たすことでしか心の安定を保てなくなる人が続出するという対人依存社会を生み出しているように思えます。

  • 2016年2月2日
  • 2021年11月26日
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私説:アイデンティティの感覚は自己不全感により自覚されるもの

私自身の人生の考察から、一般的には心に安定感をもたらし、幸福な人生に無くてはならないものと考えられているアイデンティティも、一たび確立されてしまえば空気のように存在するのが当たり前で意識されることさえないものであり、むしろ自分の状況に満足できない自己不全感の状態にある時に自覚される類のものであると考えられます。

  • 2016年1月18日
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仮説:人は自尊心の拠りどころとなっていることに対して非常に高い価値を置き、それが激しい対立を生み出す

人には自分が好ましい感情を抱くことに対しては、それを自分の一部分と感じ、場合によっては自尊心の拠りどころとする傾向があるため、イデオロギーを巡る論争で生じているのは、互いに相手の最も大切な自尊心の拠りどころを攻撃しあい、その傷つきに対する報復を繰り返しではないかと考えられます。

  • 2015年8月27日
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私説:束縛の要因に関する心理学的仮説

束縛は、相手を思い通りにコントロールしたい支配欲求によってもたらされる場合もあれば、例えば浮気の可能性などへの不安が高じて、その対処として結果的に束縛的な行為になる場合も有り得ます。