• 2017年2月22日
  • 2018年8月17日
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「個性」にこだわることの自己愛的な落とし穴〜自己愛講座31

個々人の個性が重視されるようになってきていますが、その辞書的な意味である「他の人とは違った、その人特有の属性・性格」は厳密には存在しないものであり、それでもそれを追い求めるのは自尊感情の低さと自己愛的な性格構造の表れと考えられます。

  • 2017年2月17日
  • 2021年10月21日
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私説:晩年のコフートは人間の自己愛的な欲求(自己対象欲求)を普遍化し過ぎたのでは

ハインツ・コフートは、自己対象欲求という人間の心の働きを説明するのに大変有用な概念を生み出した人物ですが、晩年の彼の自己対象欲求を空気に例える説明は度が過ぎており、その充足をあまりに普遍化し過ぎているように思えます。

  • 2017年2月15日
  • 2021年11月25日
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子育てなど環境の影響を強調し過ぎたことで、アダルトチルドレンの他罰主義的思想などを助長してしまったコフートの自己心理学

コフートは自己愛の病理の治療に多大な貢献をしましたが、悪い母親理論と称される彼の環境因偏重の姿勢は、アダルトチルドレンのような極端な他罰傾向の思想をも生み出してしまったように思えてなりません。

  • 2017年2月13日
  • 2023年5月7日
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私説:あまりに大人びた子どもの態度は親子の役割の逆転現象を促す

あまりに大人びた子どもの態度は、親から子どもへの要求をエスカレートしがちになり、その極端な例が親子の役割の逆転現象です。しかしこうした病理的な親子関係は片方の側の要因だけでは生じ得ず、双方の要因が伴って初めて生じるものであることから、いずれかの抵抗によって避けられるものと考えられます。

  • 2017年2月2日
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代わりのアルバイトを探すのは使用者の義務であり、止むを得ず従業員に依頼する場合も業務の一環として賃金が支払われるべきでは

セブンイレブンの加盟店がアルバイトに違法な罰金を科していた件は、それ以前に代わりの人員配置をアルバイトに無報酬で行わせていたことについても法律に抵触する可能性があるように思えます。

  • 2017年1月26日
  • 2021年11月5日
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ダン・ニューハース著『不幸にする親』~親による子どもの有害なコントロールの有様を広範囲にカバーした本

『毒になる親』の著者としても知られるダン・ニューハースの『不幸にする親 人生を奪われる子供』は、親による子どもの有害なコントロールの有様を広範囲にカバーしているため、親子共にそのような親子関係の問題点を知り、自分自身の人生を生きるきかっけと成り得る本だと思われます。ただし子どもの気質が考慮されていない点については注意が必要です。