- 2016年4月26日
- 2018年8月17日
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お説教やダメ出しを延々と続ける人の2つの自己愛タイプ~自己愛講座17
身近な人に対して、お説教やダメ出しを延々と続ける人の2つの自己愛タイプとして「誇大型の自己愛」と「抑うつ型の自己愛」の特徴および前述の行為へと至る心理的なメカニズムについて解説しています。
身近な人に対して、お説教やダメ出しを延々と続ける人の2つの自己愛タイプとして「誇大型の自己愛」と「抑うつ型の自己愛」の特徴および前述の行為へと至る心理的なメカニズムについて解説しています。
たまたま耳にした、いわゆる「意識高い系」の男性が、彼女に対してお説教やダメ出しを延々と続ける様が、自己愛性パーソナリティの人が他人を道具として自らの自尊心を高める心理の説明に適していたため、勝手ながら活用させていただきました。
アドラー心理学の入門書として、岸見一郎さんの『アドラー心理学入門-よりよい人間関係のために』『アドラーを読む-共同体感覚の諸相』の2冊をお勧め致します。
フジテレビのドラマ「ラブソング」における福山雅治さん演じる臨床心理士の役柄は、一般的には心の専門家として人格者のように完成された心の持ち主と思われているかもしれない理療法家の心の闇の部分をリアルに描いた作品と感じました。
ナイキのCM『Ripple』や私自身の人生を例に、将来の夢が生じるためには、現実以上に素敵に見えるほど理想化された「憧れの人」の存在が欠かせないことを解説しています。
努力がなかなか継続しない人にとって、努力とは「生まれ持った才能」のように感じられるようです。またこうした人の努力を阻害する要因として自己評価の低さを上げることができます。
「いま・ここ」の現実を楽しむことよりも、その体験をネットのSNSで誰かと共有し、その相手から心地良い反応を得ることにばかり期待寄せるような生き方は、体験自体の貧困化という問題を引き起こし、その結果、人生を「つまらなく」かつ不安なものにしてしまいます。
現代人はネット上だけなくリアルの場でも他人とのコミュニケーションによって自己対象欲求を満たすことを渇望し、それに呼応するようにマスメディアからも「誰かと何かを共有して楽しむこと」の価値が盛んに伝えられ、その反面「孤独」が即問題視されるようになって来ているように思えます。
コフートによれば自己対象欲求の充足は心理的な健康を維持するために欠かせないものですが、スマホやSNSなどの登場によりコミュニケーション手段が格段に進歩し自己対象欲求を簡単に満たせるようになった結果、皮肉にもそれが一人で居るときのストレス耐性を急速に奪い、自己対象欲求を満たすことでしか心の安定を保てなくなる人が続出するという対人依存社会を生み出しているように思えます。
WHOの喫煙場面がある映画の成人指定の勧告に対して「表現の自由」の侵害と反発する声が上がっていますが、WHOの試算によれば毎年600万人もの人の命を奪っているかもしれない有害物質に関しては、法律論のみで判断するのではなく、実情に照らして柔軟に判断されるべきものと考えます。