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超自我による厳しい評価の影響@フォーカシング

超自我は、時として自分に対して厳しい評価を下し、そのことで自尊心が失われたり、選択肢が狭まったりすることがあります。
フォーカシングによって、そのような超自我の影響に気づくことができました。

食べ過ぎの気持ち悪さにフォーカシング:

2ヶ月ほど前、ジョナサンで食事をしていた時のことです。最初にパエリアを食べて少し足りなかったので、ほうれん草のソテーを追加注文しました。ところがこれが意外に量が多く、無理して全部食べると気持ち悪くなってしまいました。
早速その「気持ち悪さ」にフォーカシングを試みましたところ、すぐに「馴染みのある嫌な感じ」が蘇ってきました。その感じは、子供の頃に決まって熱がある時に感じた「体のだるさ」です。
そのまま「体のだるさ」を認めていると、「吐き気・めまい・気の遠くなる感じ」がして、さらに疲労感が襲ってきました。
次の瞬間、突然イメージが見えました。それはマジレンジャーに出てくる、ツタンカーメン王の仮面のようなものを被った敵役「冥府神スフィンクス」(最後には味方になる)でした。
ゲシュタルト療法でそのイメージになってみると、イメージがゴキブリに変化しました(@_@;)
そして突然、メッセージが聞こえてきました。
「これでいい」

超自我の影響に気づく:

すぐにそのメッセージの意味が分かりました。私は高校生の頃まで、人前では吐き気がしてほとんど食事ができませんでした(関連ページ:不安障害の履歴@パニック障害・不安障害の克服1)。
現在は以前の症状がもうありませんので、当時の辛さを実感することはできませんが、おそらく今回のような事態になればパニック発作を起こしていたでしょう。その頃に比べれば、今の状態は問題ではありません。
どうやら私は「わずかな心身の不調」でも過剰に問題視するようになっていたようです。今回のフォーカシングによって、自分に対して厳しい評価を下す超自我の影響に気づくことができました。
そして、自分の今の状態を「これでいい」と認められたことで、ホッと楽になることができました☆

参考文献

福盛英明著、森川友子著、村山正治監修『マンガで学ぶフォーカシング入門―からだをとおして自分の気持ちに気づく方法』、誠信書房、2005年
高橋英之著『超超自我と“精神の三権分立”モデル―対人恐怖と論語から人工精神へ』、昭和堂、2005年

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