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フェルトセンスとフォーカサーの態度@フォーカシング

先日のフォーカシング体験で、『フェルトセンス』について気づいたことをまとめてみました。

フェルトセンスは繊細:

先日のフォーカシング体験では、「今ある気がかり」についてフォーカシングしました。具体的には「パニック障害・不安障害の克服」に載せてあります「電車に乗る時のトイレに関する気がかり」です。
気がかりを体の奥で感じ始めると、すぐに「何とも言えない感じ」が浮かび上がってきました。この「何とも言えない・あいまいな感じ」がフェルトセンスの一つの特徴です。
ところが、その感じをガイドの方に伝えた途端、フェルトセンスは消えてしまいました…

フェルトセンスについて話す必要はない!

フェルトセンスは非常に繊細なものです。一瞬フォーカスを外しただけでも(ガイドの方に話している瞬間、注意はガイドの方に向けられます)今回のように逃げてしまうこともあります。
フェルトセンスのこのような性質から、ガイドの方もおっしゃってましたが「フェルトセンスについて、必ずしもガイド(あるいはリスナー)の方に話す必要はありません」
また同時に、ガイド(リスナー)の方がフォーカサーに「フェルトセンスについて中継する必要はない」ことを伝えることも重要になってきます。なぜなら私達は普段、沈黙することに価値を置かず、話すことに慣れてしまっているからです。

フォーカシングは、フォーカサーの為に行われる:

黙っていることで、何かガイド(リスナー)の方に悪い気がしてくることありますが、気兼ねする必要はありません。
本来、フォーカシングはフォーカサーの為に行われるものです。もちろん、ガイド(リスナー)の方が居てくれるからこそフォーカシング過程がより促進されるわけですが、フォーカシングの最中はそのことに感謝しつつも、フェルトセンスに一番の敬意を表わす態度が、結局はフォーカシング過程を促進して行きます。
フォーカシングが終われば、ガイド(リスナー)の方へ思う存分、感謝の気持ちを伝えることができるのですから☆

アン・ワイザー・コーネル著、バーバラ・マクギャバン著『フォーカシング・ニューマニュアル―フォーカシングを学ぶ人とコンパニオンのために』、コスモスライブラリー、2005年

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