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目を開けたままでの、フォーカシングの有効性

「目を開けたままでのフォーカシング」は、「日常生活でのフォーカシング的態度を養う」という点でも有効のような気がします。

目を開けたままで、フォーカシングを体験:

これまで私は、自分がクライエントとしてカウンセリングやフォーカシングを受けていて、内面に注意を向ける時は、決まって「目を閉じて」いました。その方が注意を向けやすいと信じていたからです。
ところが先日体験したフォーカシングでは、目を閉じたままだと展開に乏しく、目を開けた状態の方がかえって「小さな一歩(フェルトシフト)」が起こって行きました。
目を開けたままでのフォーカシングでは、当然目の前にガイドの方がいらっしゃいますし、その方の視線も気になります。ですから今までは、周りが気になって集中できないのでは? と思っていたのです。
ところが今回のフォーカシング過程を考察してみますと、どうもこの「気になる」と思っていた関係性(相互作用)が、かえってプロセスを押し進めて行ったような気がします。
※フォーカシングの際に目を閉じるか否かは、その時の状況によるでしょうし、個人差もあります。

日常生活でのフォーカシング的態度:

フォーカシング体験の翌日、あることで判断に迷った際に、(目を開けたまま)「頭での考え」をちょっと脇に置いて「体の感じで確かめる」ことができました。
「目を開けたままでのフォーカシング」は、「日常生活でのフォーカシング的態度を養う」という点でも有効のような気がします。

フォーカシング 参考文献

アン・ワイザー・コーネル著『やさしいフォーカシング―自分でできるこころの処方』、コスモスライブラリー、1999年

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