フォーカシングの「クリアリング・ア・スペース」を利用することで、パニック発作や過呼吸を予防したり、発作が起きた時に冷静に対処できるような「心の余裕」を育むことができます。
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クリアリング・ア・スペースとは:
クリアリング・ア・スペースとは、ジェンドリンのフォーカシング・マニュアルの第一段階で行われる作業です。「空間をつくる」とも訳されています。
本来のクリアリング・ア・スペースは、フォーカシングの一過程として行われるものですが、「クリアリング・ア・スペース」のみ単独で行っても様々な効果があります。
クリアリング・ア・スペースによるパニック発作・過呼吸の予防:
クリアリング・ア・スペースにより、心に抱えている葛藤から距離を取るコツを身に付けることで、日頃のストレスを緩和し、パニック発作や過呼吸が起こりづらい状態を作ることができます。
またクリアリング・ア・スペースには、発作が起きてしまった場合でも適切に対処できるような「心の余裕」を育む効果もあります。
クリアリング・ア・スペースの方法:
1. 楽な姿勢を取り、目を閉じて「体の内側に」注意を向けます。←「つもり」で大丈夫☆
2. 自分自身に「今、気になっていることは何だろう?」と問いかけます。
3. 浮かんで来たことを、イメージの中で安心できるまで距離を取って置きます。←これも「つもり」で大丈夫☆
4. 何も浮かんで来なくなるまで、3の作業を繰り返します。
全部並び終える頃には、気持ちも体も随分楽になり、日頃の「ストレスや不安に支配されている」感覚も少なくなっているはずです。
※ここで述べたクリアリング・ア・スペースは「問題や葛藤を脇に置くこと」を意図しています。したがって、「フェルトセンス」に触れることを目的としたフォーカシング・マニュアルの方法とは若干異なっています。
ユージン・T.ジェンドリン著『フォーカシング』、福村出版、1982年
フォーカシングの最良のガイド本☆