- 2022年1月24日
- 2022年3月21日
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必要な助言を拒むスクールカウンセラーの根本的な要因は、心理職全体のクライエント中心療法偏重の風潮
要約:引用記事で批判されている、スクールカウンセラーである臨床心理士の助言への非常に強い抵抗。問題のベースにはカウンセリング業界全体のクライエント中心療法偏重の風潮と、個々のカウンセラーのその流れへの追従とがあると考えられる。 クライアントから要請されている助言を拒むスクールカウ […]
要約:引用記事で批判されている、スクールカウンセラーである臨床心理士の助言への非常に強い抵抗。問題のベースにはカウンセリング業界全体のクライエント中心療法偏重の風潮と、個々のカウンセラーのその流れへの追従とがあると考えられる。 クライアントから要請されている助言を拒むスクールカウ […]
要約:巷のカウンセリング・サービスのほとんどが複数回のセッションを前提としており、場合によっては数10回に及ぶケースも少なくない状況について、その要因を当カウンセリングルーム「心理カウンセリングの部屋」の特徴と比較しつつ考察。 今回は「カウンセリングの回数・期間について」の最後で […]
前回の記事では、自己分析のブログ「苦手なはずの子供の辛さを感じ取ったことで急に身近に感じられ、関わりが持てるように変化」を事例として、クライエント中心療法の「内的準拠枠」について考察しましたが、この自己分析ブログでの経験から、もう一つ貴重な洞察を得ました。 関心が高かったからこそ […]
要約:実家に帰省した時の親族との関わりを事例に、カール・ロジャーズが生み出したクライエント中心療法の「内的準拠枠」について、同じくセラピーの場で傾聴を用いたコフートの自己心理学と比較しつつ考察。 昨日、自己分析のブログに「苦手なはずの子供の辛さを感じ取ったことで急に身近に感じられ […]
要約:ミック・クーパー著『エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究』は、個々の心理療法のみならず、ランバートの研究データを援用しつつセラピーの要素全体を視野に入れた、エビデンスの研究成果をまとめた画期的な本である。 今回の記事は心理職、特にエビデンスに関心があるセラピストの方 […]
日本では「傾聴」と呼ばれるカール・ロジャーズの非指示的療法は、クライエントの自己治癒力を信じ、「無条件の肯定的配慮」「共感的理解」「自己一致」の三要件を遵守することでクライエントの自己一致を促すものですが、このような技法が生まれた背景には、彼の子どもを理想視する思想があることについて考察しています。
昨日の投稿「ミルトン・エリクソンの心理療法-出会いの三日間~個別的なセラピー実践のための手引き」でカール・ロジャーズとミルトン・エリクソンのスタイルの違いについて書きましたが、その違いを生んでいる最も大きな要因は、治療機序(クライエントが良くなって行く過程)に対する認識、およびそ […]
人によってロジャーズの理論の解釈がまちまち… 先日、心理学のお勧め本として投稿しました「セラピストとクライエント-フロイト、ロジャーズ、ギル、コフートの統合」にはタイトルにもありますとおりC・ロジャーズの技法(クライエント中心療法)の話が出てきます。またこの他にも「カ […]
カウンセラーのためのアサーション-自己分析のきっかけとなった本: 心理カウンセリングの場面設定・インフォームド・コンセントへの疑問-本・テレビによる自己分析・治療でも取り上げた「カウンセラーのためのアサーション」という本を読んでいて、また別の気になる箇所に目が留まりました。 それ […]
クライエント中心療法の3条件: クライエント中心療法(来談者中心療法)の提唱者カール・ロジャーズは、心理カウンセラーに必要な態度として「共感的理解」「無条件の肯定的配慮」「自己一致」の3条件を挙げていますが、以前ある心理カウンセリングの中で、3条件の中の一つ共感的理解の効果を実感 […]