- 2021年9月5日
- 2024年2月15日
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カウンセリングが長期化する要因の分析
要約:巷のカウンセリング・サービスのほとんどが複数回のセッションを前提としており、場合によっては数10回に及ぶケースも少なくない状況について、その要因を当カウンセリングルーム「心理カウンセリングの部屋」の特徴と比較しつつ考察。 今回は「カウンセリングの回数・期間について」の最後で […]
要約:巷のカウンセリング・サービスのほとんどが複数回のセッションを前提としており、場合によっては数10回に及ぶケースも少なくない状況について、その要因を当カウンセリングルーム「心理カウンセリングの部屋」の特徴と比較しつつ考察。 今回は「カウンセリングの回数・期間について」の最後で […]
要約:特に分析的なセラピーの間で伝わる「自身の心と向き合うセラピーでは、一時的にせよ精神が不安定になるため、その間に症状が悪化することはよくある」旨の仮説を安易に信じることは、クライアントの苦悩を過小評価してしまう危険性があると考えられる。 クライアントの回復に、一時的な症状の悪 […]
要約:カウンセリングの効果を高める手法その1として、『ケースの見方・考え方:精神分析的ケースフォーミュレーション』などを参考に、できるだけ早い段階でカウンセリングの手法では解決が困難な要因の有無をアセスメントする必要性を取り上げた。 今回から折に触れて、私なりに考えているカウンセ […]
エビデンスを軽視したために起きてしまった痛ましい事例 先日紹介し、また4月14日(日)のエビデンスに関するセミナーでも使用予定の『心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス』の中に、非常に気になる記述がありました。 それは東日本大震災の被災児童への心理的介入が、かえって症状 […]
以前に記事にした原田隆之著『心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門』に、エビデンスに関するとても重要な記述が掲載されていましたので、紹介させていただきます。 心理臨床におけるEBP(エビデンス・ベイスト・プラクティス)の定義 心理学におけるエビデンスに基づく実践とは […]
今回紹介するセラピスト向けの本は、原田隆之著『心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門』です。 少し前にミック・クーパー著『エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究』の紹介記事を書きましたが、本書はamazonによれば、そのクーパー氏の著書と同時に購入されている方 […]
前回の記事「ミック・クーパー著『エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究』〜個々の心理療法のエビデンスだけでは不十分なことを提示」の記事で、あくまで推定値ではありますがカウンセリングの効果に影響を与える因子のデータを引用しました。 そのデータによれば、技法(心理療法)の違いよ […]
要約:ミック・クーパー著『エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究』は、個々の心理療法のみならず、ランバートの研究データを援用しつつセラピーの要素全体を視野に入れた、エビデンスの研究成果をまとめた画期的な本である。 今回の記事は心理職、特にエビデンスに関心があるセラピストの方 […]
要約:自己愛の研究で精神分析その他に多大な貢献をしたハインツ・コフート。しかし後世の研究者により明らかにされたように、実は本人もその理論をそのまま体現するような人物であったようだ。 少し前に「個人の心理が普遍性を有するという人間の心の不思議〜エディプス・コンプレックスを例に」とい […]
「罪悪感」という感覚が、しばしば本来の意味とは異なった使われ方をしているようですので、感じている内容による区別ではなく、本来の意味である「それに対する批判がどこから生じているのか」による区別について解説しました。