- 2016年11月15日
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私説:支援が難しいDV・ストーカー被害者の方の心理その2~相手の機嫌を損ねることを恐れ円満な別れを期待する
支援が難しいDV・ストーカー被害者の方の心理の2つめとして、報復を恐れる心理の背後に働いていると考えられる、加害者の力の過大視や、対立関係への極度の苦手意識について、またDVやストーカーの加害者のターゲットの選択基準についてまとめています。
支援が難しいDV・ストーカー被害者の方の心理の2つめとして、報復を恐れる心理の背後に働いていると考えられる、加害者の力の過大視や、対立関係への極度の苦手意識について、またDVやストーカーの加害者のターゲットの選択基準についてまとめています。
DVやストーカーの被害者の方への支援が難しいケースでは共依存の傾向が見られること、およびそのようなケースではセオリー的に加害者から引き離す介入は対立を招くばかりのため、それに代わるアプローチの仕方を提示しています。
NHKEテレの「ハートネットTV」で放送されたストーカー行為の加害者の心理の特集と、私自身の過去の過ちを元に、ストーカー行為が生じる心理的な要因を考察しています。
いじめの多くは、自己愛的な心理がもたらす相手の些細な態度への傷つきと、羨望による惨めさや無価値感を感じさせられたことへの怒りから生じるものと考えられます。またその際に相手の心に悪意を見てとるため「いじめられて当然。自業自得」との考えを生じさせるのではないかと考えられます。
奥村隆編集『社会学になにができるか』第4章のジェンダー論は、性役割の根拠とされる「性差」そのものの恣意性を明るみにする刺激的な内容でした。
私自身の幼少期の体験とアリス・ミラーの『才能ある子のドラマ』を元に、抑うつ型の自己愛性パーソナリティが形成される典型的な成育歴について考察しています。
私自身の若い頃の奇妙な振る舞いを例に、特に抑うつ型の自己愛的な性格構造の人に多く見られる、自ら不幸を招くような行動をとりながら、その自覚が乏しいために他人を恨み不幸な人生を嘆く傾向について考察しました。
日本では「傾聴」と呼ばれるカール・ロジャーズの非指示的療法は、クライエントの自己治癒力を信じ、「無条件の肯定的配慮」「共感的理解」「自己一致」の三要件を遵守することでクライエントの自己一致を促すものですが、このような技法が生まれた背景には、彼の子どもを理想視する思想があることについて考察しています。
特に個人開業のカウンセラーにとって直接変化させることができるのは対象関係のみであり、その場に居ない人との間の対人関係を直接改善することはできないことなどについてまとめています。