プロセスワーク(プロセス指向心理学)は、フォーカシングの扱うチャンネルを広げてくれるという点で、とても有益な心理療法です。
- 1 プロセスワークでの初歩的ミス:
- 2 フォーカシング指向心理療法とは?
- 3 フォーカシングの幅を広げるプロセスワーク:(技法としての)フォーカシングは、ことのほか「からだの感じ(身体感覚)」を重視しますが、プロセスワークは、どのチャンネルも平等に扱います。カウンセリングの現場では、実に様々なチャンネルにプロセスが現れます。プロセスがあるチャンネルに現れるのには「何らかの意味」があるはずですから、そのチャンネルでカウンセリングを進める方が私には自然に思えます。実際、今回のプロセスワークでも、動作チャンネルに戻した途端にクライエントのプロセスに大きな進展が見られました☆プロセスワーク(プロセス指向心理学)は、フォーカシングの扱うチャンネルを広げてくれるという点で、とても有益な心理療法です。プロセスワークの視点を取り入れたフォーカシング:フォーカシングの行き詰まりを回避「プロセスワークの視点を取り入れたフォーカシング」では、「からだの感じ」は気づきに至る唯一のチャンネルではなく、プロセスが現れるチャンネルの一つに過ぎません。したがって「からだの感じ」に注意を促すのは、1. プロセスが身体感覚チャンネルに現れている時、2. 「漠然とした感じ」がある時、3. 他のチャンネルで行き詰まった時、などに限られてきます。フォーカシングのように「からだの感じ」のみを拠り所とすると、その「からだの感じ」を感じることが出来ない場合は行き詰まってしまいます。プロセスワークをクライエント中心に
プロセスワークでの初歩的ミス:
先日、カウンセリングのトレーニングで、学習仲間とお互いにプロセスワークを行いました。そこで私はチャンネルについて初歩的なミスを犯してしまいました。
プロセスが動作チャンネルに現れているにも関わらず、私は「どんな感じがしますか?」と、身体感覚(あるいは感情)チャンネルに促していました。
このところフォーカシングに慣れ親しんでいたために思わず出てしまったのですが、これではプロセスに従うというより、心理療法家がプロセスを作り出してしまっています。
フォーカシング指向心理療法とは?
私は、心理療法の中では「フォーカシング指向心理療法」が一番気に入っていますが、フォーカシング指向心理療法は技法ではありません。むしろ、心理療法家に求められる態度です。
したがって、心理療法がフォーカシング的(クライエント中心療法的)な態度で行われるならば、それらはすべてフォーカシング指向心理療法であると言えます。
また技法ではなく態度である以上、他の心理療法(当然、プロセスワークも)と対立するものではありません。
フォーカシングの幅を広げるプロセスワーク:
(技法としての)フォーカシングは、ことのほか「からだの感じ(身体感覚)」を重視しますが、プロセスワークは、どのチャンネルも平等に扱います。
カウンセリングの現場では、実に様々なチャンネルにプロセスが現れます。プロセスがあるチャンネルに現れるのには「何らかの意味」があるはずですから、そのチャンネルでカウンセリングを進める方が私には自然に思えます。
実際、今回のプロセスワークでも、動作チャンネルに戻した途端にクライエントのプロセスに大きな進展が見られました☆
プロセスワーク(プロセス指向心理学)は、フォーカシングの扱うチャンネルを広げてくれるという点で、とても有益な心理療法です。
プロセスワークの視点を取り入れたフォーカシング:フォーカシングの行き詰まりを回避
「プロセスワークの視点を取り入れたフォーカシング」では、「からだの感じ」は気づきに至る唯一のチャンネルではなく、プロセスが現れるチャンネルの一つに過ぎません。
したがって「からだの感じ」に注意を促すのは、1. プロセスが身体感覚チャンネルに現れている時、2. 「漠然とした感じ」がある時、3. 他のチャンネルで行き詰まった時、などに限られてきます。
フォーカシングのように「からだの感じ」のみを拠り所とすると、その「からだの感じ」を感じることが出来ない場合は行き詰まってしまいます。
プロセスワークをクライエント中心に
(技法としての)フォーカシングは、ことのほか「からだの感じ(身体感覚)」を重視しますが、プロセスワークは、どのチャンネルも平等に扱います。
カウンセリングの現場では、実に様々なチャンネルにプロセスが現れます。プロセスがあるチャンネルに現れるのには「何らかの意味」があるはずですから、そのチャンネルでカウンセリングを進める方が私には自然に思えます。
実際、今回のプロセスワークでも、動作チャンネルに戻した途端にクライエントのプロセスに大きな進展が見られました☆
プロセスワーク(プロセス指向心理学)は、フォーカシングの扱うチャンネルを広げてくれるという点で、とても有益な心理療法です。
プロセスワークの視点を取り入れたフォーカシング:フォーカシングの行き詰まりを回避
「プロセスワークの視点を取り入れたフォーカシング」では、「からだの感じ」は気づきに至る唯一のチャンネルではなく、プロセスが現れるチャンネルの一つに過ぎません。
したがって「からだの感じ」に注意を促すのは、1. プロセスが身体感覚チャンネルに現れている時、2. 「漠然とした感じ」がある時、3. 他のチャンネルで行き詰まった時、などに限られてきます。
フォーカシングのように「からだの感じ」のみを拠り所とすると、その「からだの感じ」を感じることが出来ない場合は行き詰まってしまいます。
プロセスワークをクライエント中心に
とはいえ他のチャンネルでも、まったくフォーカシングの出番がないわけではありません。
例えば他のチャンネルで、クライエントがプロセスに圧倒されたり、あまりにも辛くなった時には、クリアリング・ア・スペースによってプロセスとの距離を調節できますし、質問や提案に二段階教示を用いればクライエントの自主性を損なわずに済み、私が犯したような心理療法家がプロセスを作り出してしまう事態も避けられます。
ニール・フリードマン著『フォーカシングとともに〈1〉〈2〉〈3〉』、コスモスライブラリー
ニール・フリードマンは、様々なチャンネルをフォーカシング的に扱っている心理療法家です。ご本人はプロセスワークという言葉は使っていませんが事例を読む限り、それはプロセスワークそのものです!