- 2020年5月30日
- 2021年4月14日
- 0件
新型コロナウイルスの特性に反して、特定の職種からの感染のみを極度に恐れる心理の考察
数ヶ月前から新型コロナウイルスの感染リスクに関して不思議に感じる報道内容や巷の光景をたびたび目にします。 今回はそれらの現象が生じる要因を説明できる精神分析の仮説を紹介致します。 目次: 新型コロナウイルスの感染リスクに関する人々の矛盾した反応 ・特定の職種の人々に対する極度の感 […]
数ヶ月前から新型コロナウイルスの感染リスクに関して不思議に感じる報道内容や巷の光景をたびたび目にします。 今回はそれらの現象が生じる要因を説明できる精神分析の仮説を紹介致します。 目次: 新型コロナウイルスの感染リスクに関する人々の矛盾した反応 ・特定の職種の人々に対する極度の感 […]
要約:実家に帰省した時の親族との関わりを事例に、カール・ロジャーズが生み出したクライエント中心療法の「内的準拠枠」について、同じくセラピーの場で傾聴を用いたコフートの自己心理学と比較しつつ考察。 昨日、自己分析のブログに「苦手なはずの子供の辛さを感じ取ったことで急に身近に感じられ […]
今回の記事は近々投稿する予定の、私なりに考えたカウンセラー選びのコツの参考資料ともなるもので、フロイトのエディプス・コンプレックスを取り上げます。 エディプス・コンプレックスとは エディプス・コンプレックスとはフロイトが生み出した精神分析理論の1つで、すべての葛藤はこのコンプレッ […]
「罪悪感」という感覚が、しばしば本来の意味とは異なった使われ方をしているようですので、感じている内容による区別ではなく、本来の意味である「それに対する批判がどこから生じているのか」による区別について解説しました。
精神分析やプロセスワークなど複数の心理療法において、無意識化されたストレスが原因不明の身体症状など様々なトラブルを引き起こすことが示唆されていることから、マスメディアなどによりストレスへの対処法として「上手に発散」することばかりが推奨されていることには少し不安を感じています。
本日5月6日はフロイトの生誕160周年にあたる日とのことですので、それを祝して彼の創始した精神分析の影響力の大きさについて書きました。
精神分析の世界で比較的最近になって広まった「この世に普遍的な理論など存在せず、それは考案者の主観的な心の世界の反映に過ぎない」とする相対主義的な思考が、すでに2500年も前にギリシアに存在していたと知り驚きました。
分裂病質(スキゾイド・シゾイドパーソナリティ)の現象学的理解の古典的名著 R.D.レインの「ひき裂かれた自己」、今ちょうど読んでいる本です。 内容の大半は分裂病よりも分裂病質*についての記述で、この分裂病質の現象学的理解(症状の具体的な記述)の古典的名著と言われています。 *分裂 […]
ナンシー・マックウィリアムズ著『パーソナリティ障害の診断と治療』 今回のお勧め本です。 病態水準ごとの診断と治療について書かれた本 タイトルからはパーソナリティ障害の診断と治療に特化した本のような印象を与えると思いますが、実際の内容は神経症水準・パーソナリティ障害(著書では「ボー […]
まるで正義感に駆られるかのようにして誰かを批判して傷つけてしまうとき、精神分析(特に対象関係論)ではそれは投影同一視とスプリッティングという心の働きによって世界を善と悪とに二分してしまっているためと考えられています。