- 2009年1月15日
- 0件
心理療法と心理カウンセラーとの相性と自尊心の傷つき
心理療法の治療効果: 心理療法の治療効果への理想化の防衛機制と不安心理では自身の自己分析の体験から「特定の心理療法が他の心理療法に比べて格段に優れているということはなく、したがってどの心理療法を用いても同様の治療効果が得られる」とのスーパーバイザーの助言について考察しました。 し […]
心理療法の治療効果: 心理療法の治療効果への理想化の防衛機制と不安心理では自身の自己分析の体験から「特定の心理療法が他の心理療法に比べて格段に優れているということはなく、したがってどの心理療法を用いても同様の治療効果が得られる」とのスーパーバイザーの助言について考察しました。 し […]
一度も直面化することのなかった心理カウンセリング: 以前に私自身「納得のできるサービスを提供できた」と実感できたある心理カウンセリングについて改めて振り返ってみますと、その心理カウンセリングにおいて私は一度も直面化らしき行為を行わなかったことに気づかされ少々驚きました。 なぜなら […]
認知症介護はファンタジー、心理療法はアート: 先日のNHK『プロフェッショナル仕事の流儀』で介護はファンタジーと題して、大谷るみ子さんという方の認知症介護の仕事の様子が紹介されていました。 番組の中で印象的だったのは大谷るみ子さんの「たとえ認知症の方の行為が支離滅裂で行動障害に思 […]
自己分析の体験から、特定の心理療法の効果を高く評価する心理は不確実性への不安心理から生じた理想化の防衛機制の産物に過ぎず、各心理療法の効果はクライエントの病理水準や自己理解の程度をはじめとした心理状態に大きく左右されることを知るに至りました。
心理カウンセリングの仕事に必須の自己分析: 心理カウンセリングに携わる者、つまり心理カウンセラーには(ベースとなる心理療法の種類に関わらず)自己分析により自らの心を内省することが求められていますが、最近この自己分析の重要性を確信する出来事に遭遇しました。 久しぶりの心理カウンセリ […]
心理カウンセラーの自己開示はどの心理療法においても一般的には様々理由からタブー視されることが多いのが実情ですが、精神分析家のレニックやフォーカシングのジェンドリンはそれとはまったく異なる考えを示しています。
サイコドラマとは? サイコドラマとはモレノという人が開発した集団心理療法で心理劇とも呼ばれます。 具体的にはクライエントの抱えている心理的な問題、特に対人関係の悩みに対して、ワークショップの参加者にそれぞれの役柄を演じてもらい、その場に状況を再現することで洞察を促します。 サイコ […]
自己愛性人格障害・回避性人格障害・自己愛障害の原因は自己不信感・自己感の曖昧さで考察された「自己感の曖昧さから生じる自己不信感」を考慮しますと、自己愛性人格障害・回避性人格障害・自己愛障害の治療に効果的な心理療法は傾聴であると考えられます。
自己愛障害・アダルトチルドレンの過去を持つ心理療法家 『才能ある子のドラマ/アリス・ミラー』によれば、心理療法家を志す人のほとんどは、幼少期に親からたびたび自己愛の延長物(親の願望を満たすための手段)として扱われた経験を持つ、いわゆるアダルトチルドレンだそうです。 このアリス・ミ […]
情緒的理解と知的理解の治療効果の違い: 心理カウンセリングの理論では、精神障害の治療には患者さん(クライエント)による「症状や生活の障害となっている無意識の信念に対する情緒的な理解(感情と実感を伴った理解)」が重要視され、情緒を伴わない理解(知的洞察あるは単に洞察と呼ばれる知的な […]