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プレゼンスの魔法@フォーカシング

フォーカシングにおけるプレゼンス…それは魔法のように素晴らしい体験でした☆

*プレゼンス

先日、グループでお互いにフォーカシングする機会に恵まれました。それは不思議なひと時でした…
私はフォーカシングセッションの最初から最後まで、完全にリラックスしていました。これまで、フォーカシングのリスナー役で必ずと言っていいほど緊張していたのが、まるでウソのようです。
自分としては何か特別なことをしたわけでもなかったので、何か他からの贈り物のような、その場に魔法がかかっているような…不思議な感覚でした…
最初から上手く行くような…そんな気さえしました…
後で振り返ると、これがプレゼンス*と呼ばれる状態だったのかもしれません。
プレゼンスは、多くのフォーカシングの本で「フォーカシングにとって最も重要」であることが強調されています。
これまでは、理屈では分かっていてもプレゼンスにはほど遠い状態で、そのためにはかなりの努力が必要なのだと思っていたのですが、いざプレゼンスを経験してみるとそれはとても簡単なことでした。なにしろ私は何もしていないのですから☆

*プレゼンス

一人の人間として、その場にしっかりといる状態。相手のことも自分のことも、評価することなく、ただありのままに受け入れられる状態。「あるがまま」「無心」という言い方もできるかもしれません。

プレゼンスを促す安心感☆

フォーカシングにおけるプレゼンスの大切さは、どんなに強調しても強調し過ぎることはない。極論を言えばプレゼンスだけあればいい…今回のフォーカシングセッションでは、プレゼンスの魔法のような力を見せつけられた思いでした。
しばらくして、プレゼンスに至った背景には安心感があったことに気づきました。別の見方をすると、「上手くリスニングしなければ」「フォーカサーの役に立たねば」といったプレッシャーがありませんでした。
私の内側に、プレッシャーから来る緊張感ではなく、「ホッと一息つける感じ(安心感)」があったのです☆
その後、プレゼンスの魔法は私を、では「どうしたら安心してフォーカシングができるのだろうか?」「安心感を促すようなフォーカシングのルール(枠組み)を作ることはできないだろうか?」との考えに導いて行きました。
関連ページ:プレゼンスを促す傾聴(伝え返し)のルール@フォーカシング
最後に、素敵な時間を共有させていただけたメンバーのお二人に感謝いたします。
どうか、いつまでもプレゼンスの魔法が解けませんように…

アン・ワイザー・コーネル著、バーバラ・マクギャバン著『フォーカシング・ニューマニュアル―フォーカシングを学ぶ人とコンパニオンのために』、コスモスライブラリー、2005年
アン・ワイザー・コーネルのフォーカシング最新マニュアル。「プレゼンス」について、まるまる1章が割かれています。

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