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C・ロジャーズの「カウンセリングと心理療法」を購入

人によってロジャーズの理論の解釈がまちまち…

先日、心理学のお勧め本として投稿しました「セラピストとクライエント-フロイト、ロジャーズ、ギル、コフートの統合」にはタイトルにもありますとおりC・ロジャーズの技法(クライエント中心療法)の話が出てきます。
またこの他にも「カール・ロジャーズ入門―自分が”自分”になるということ」「パーソンセンタード・カウンセリングの実際―ロジャーズのアプローチの新たな展開」「パーソン・センタード・カウンセリング」などの本でロジャーズの理論に触れてきましたが、そのいずれもロジャーズの推奨する技法や彼の信念(人間観)に関して微妙なズレを感じ、一体どの話が的を得ているのかよく分からなくなってきました。

ロジャーズの本当の考えを知るべく「カウンセリングと心理療法」を購入

そこでロジャーズの本当の考えを知るべく彼自身の著書をもう一度詳しく読んでみることにしました。

ロジャーズの著書は著作集も含めて翻訳本だけでもかなりの数になりますが、本屋でざっと目次を読んだ限り、私が一番知りたい技法に関する内容がまとまって掲載されていそうな本がこちらの「カウンセリングと心理療法」でした。
面接時間の長さなど、カウンセリングの構造的な部分にまで考察が及んでいます。

なお以前にFBページの方に書きましたように、技法には開発者その人の「人間観」が深く滲み出ていますので、余裕がありましたら第2巻の「クライアント中心療法」だけでなく、第3巻の「ロジャーズが語る自己実現の道」も読まれることをお勧め致します。

C.R.ロジャーズ著『カウンセリングと心理療法-実践のための新しい概念(ロジャーズ主要著作集1)』、岩崎学術出版社、2005年

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