- 2019年7月14日
- 2021年11月4日
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「自分は世界一不幸な人間」との自己認識が、自己愛的な人の共感能力をますます妨げる~自己愛講座50
要約:重症域の自己愛障害の人にしばしば見られる「自分は世界一不幸な人間」との自己認識は、辛い状況に置かれている人に対して「自分に比べれば遥かに恵まれている」との考えを生じさせ、これが相手の気持ちに共感する意欲をますます削いでしまうと考えられる。 前回の記事「自己愛的な人の非共感性 […]
要約:重症域の自己愛障害の人にしばしば見られる「自分は世界一不幸な人間」との自己認識は、辛い状況に置かれている人に対して「自分に比べれば遥かに恵まれている」との考えを生じさせ、これが相手の気持ちに共感する意欲をますます削いでしまうと考えられる。 前回の記事「自己愛的な人の非共感性 […]
今、秋葉原無差別殺傷事件の加藤死刑囚の言葉に共感の輪が広がっている 一昨日、NHK総合で放送された事件の涙「“君の言葉”を聞かせてほしい~秋葉原無差別殺傷事件~」を拝見しました。 同番組で初めて知りましたが、今事件を引き起こした加藤死刑囚のSNSの書き込みや自作の詩などがネット上 […]
要約:カウンセリングの効果を高める手法その1として、『ケースの見方・考え方:精神分析的ケースフォーミュレーション』などを参考に、できるだけ早い段階でカウンセリングの手法では解決が困難な要因の有無をアセスメントする必要性を取り上げた。 今回から折に触れて、私なりに考えているカウンセ […]
要約:私自身もその一人だが、親の何気ない一言に対して、まるでそれに運命付けられているかのように、自らそれを体現するような人生を選び取るという、自己愛的な人の側面を紹介。 親の何気ない一言で人生が決定づけられる人々 数日前に見た著名人が思い出の地を再び訪ねる趣旨の番組にある人気女優 […]
要約:子供に過干渉する母親は一見「支配欲」が強いように見えても、そのような欲求を自覚しているケースは少ないこと、および過干渉の母親が子供の周囲の環境までをもコントロールしようとする要因などについて考察。 今、NHK総合で放送されている『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』という […]
要約:アシュリー・マーデル著『13歳から知っておきたいLGBT+』は、用語集を謳うほどのセクシュアリティやジェンダーに関する膨大な数のカテゴリを網羅した、当事者目線の入門書だと実感。 少し前から自己分析のブログで性に関する分析を始めましたが、その結果自分が「男らしさ」「女らしさ」 […]
明日4月14日(日)に開催されるセミナー「エビデンスに基づくセラピーの効果」第1回は、次のような内容を予定しております。 皆様のご参加をお待ちしております。 参考図書 原田隆之著『心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門』、金剛出版、2015年 今回取り上げる予定の内 […]
エビデンスを軽視したために起きてしまった痛ましい事例 先日紹介し、また4月14日(日)のエビデンスに関するセミナーでも使用予定の『心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス』の中に、非常に気になる記述がありました。 それは東日本大震災の被災児童への心理的介入が、かえって症状 […]
先週、朝日新聞デジタルのMLのヘッドラインで、次の記事が紹介されていました。 母が自殺、施設で育った女子高校生「自分の過去は強み」 補足)有料記事のため、無料で読める関連ページも紹介しておきます。 「 かわいそう 」と 思いますか 【 私がここに立つ意味 】 母親の自殺、父親から […]
要約:生活に支障をきたすほどの過度の合理主義的思考と遅刻癖には、自分の想定を絶対視し、思い通りにならない現実の方に問題があると考える自己愛の病理が潜んでいることを、私自身の過去の出来事を例に説明。 少し前に夢日記のサイトに投稿した「パン屋で歪んだ合理的思考に囚われ身動きが取れなく […]